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【乗鞍岳登山記②】天空のお花畑と雷鳥の親子に出会えた感動

山歩き
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こんにちは!50代後半から山登りを始めた主婦のとみーです。
前回は「乗鞍岳全体の魅力」をご紹介しましたが、今回は私が実際に体験した高山植物との出会い、雷鳥との遭遇、そして山で感じた注意点について書いてみたいと思います。


◆ 天空のお花畑に広がる高山植物

畳平から歩き始めてすぐに出会えるのが、色とりどりの高山植物です。

畳平は登山者でなくても、一周約30分の木道をお散歩できる遊歩道があります。
私が行った8月初旬には、ピンク色のコマクサ、白くて可憐なイワツメクサ、黄色が鮮やかなミヤマアキノキリンソウなどが咲いていました。

標高3,000m級の山で、これほど間近に花を楽しめるなんて感動!
カメラのシャッターが止まらず、何度も立ち止まっては夢中で写真を撮りました。

※写真のチングルマは白いお花が終わった後の様子です。

乗鞍岳で出会った高山植物


◆ 雷鳥の親子との出会い

登山道を歩いていると、なんと雷鳥の親子に遭遇しました。場所は肩の小屋付近です。
人をあまり怖がらず、ゆっくり歩く姿にほっこり。母鳥が「うーうー」とヒナを呼んでいました。ヒナは、ハイマツの下をウロウロしていて、その姿は本当に愛らしく、心が癒されました。

雷鳥は「霊鳥」と呼ばれ、幸運の象徴とも言われているそうです。頂上の眺望は望めませんでしたが、思いがけない出会いは、登山の大きなご褒美になりました。

ここから本格的な登山
ヒナを呼ぶ親鳥

◆ 高山病への注意

ただし、標高2,700mからの登山は高山病にも注意が必要です。

ほおのき平スキー場の駐車場から、乗鞍スカイラインをくねくねと一気に標高を上げて来ます。見晴らしは良いのですが、乗り物酔いにも注意が必要です。そしてすぐにでも登山をスタートしたいところですが、ストレッチや靴ひもの確認などしてスロースタートをおすすめします。
私は歩き始めに少し頭が重い感じがしましたが、こまめに休憩を取り、水分をしっかり摂ることで落ち着きました。

  • 歩くペースを落とす
  • 深呼吸を意識する
  • 前日はしっかり睡眠をとる

こうした工夫で、安全に楽しめると思います。


◆ 夏でも涼しいけれど天候には要注意

乗鞍岳は夏でもとても涼しく、半袖では肌寒いほど。(16℃でした)私は長袖の上着を持って行って大正解でした。
また、山の天気は変わりやすく、青空が広がっていたかと思えば急にガスが出て視界が真っ白になることもあります。今回もそうでした。こまめに温度調節ができる重ね着のウエアを準備してくださいね。

雨具や防寒具を必ず持参することが大切だと改めて感じました。そして、何よりも怖いのが落雷です!もしも積乱雲や雷注意報が出ている時は、無理なアタックはやめて下山しましょう。

◆山は午前中に登る

岐阜県高山側、 長野県松本市側、 どうしても遠くから畳平に来られる方は、交通機関の都合でお昼ごろから登る人も多いのですが、個人的には午前中に登ることをおすすめします。

近年は登山者が多いこと 山頂付近の登山道では渋滞もあり、すれちがいも大変です。そしてタイミングもありますが、昼からガスが上がってくることが多いです。また、帰りのバスの最終便が気になり、午後から時間に余裕がないと下山時に怪我をすることもあります。朝の早起きは大変ですが、前泊などして余裕を持って登山を楽しみましょう!


◆ まとめ

今回の登山では、美しい高山植物や雷鳥の親子に出会え、自然のやさしさと厳しさを同時に体験しました。
「楽しい!」だけでなく、「気をつけよう」と思うことも学べるのが、山登りの魅力ですね。

乗鞍岳は、登山初心者でも挑戦できる素晴らしい山。ですが自然を甘く見ず、しっかり準備して歩くことが大切だと感じました。

次はまた違う季節にも訪れてみたいと思います。




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